和光市デンタルオフィス
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おうちで気軽にホームホワイトニング!その効果と使い方とは??
歯の着色やくすみは、口元の美しさに大きな影響を与える問題で、改善を望むことが一般的です。歯ブラシや歯科クリーニングで取り除ける軽度の着色には対処できますが、一部の汚れはホワイトニングが必要です。自宅でのホームホワイトニングはご自宅で気軽にできるため歯科医院に出向く時間がない方などに向いており、その特長、利点、欠点、オフィスホワイトニングとの違いについて詳しく説明します。
ホームホワイトニングのメリット
好きなタイミングでホワイトニングができる
ホームホワイトニングは、名前通り、ご自宅で行う歯の美白処置方法です。これにより、処置のタイミングを自分で選択できます。場所に制約はなく、例えば旅行中でも利用できます。通院が不要なため、場所や時間に縛られることなく、歯を美白する利点が大きいと言えます。
薬剤の刺激が弱い
ホームホワイトニングで使用される薬剤の主成分は「過酸化尿素(かさんかにょうそ)」です。これはオフィスホワイトニングで一般的に使用される過酸化水素よりも、歯の表面内部への影響が軽減され、歯科医の指示に従えばしみるなどの症状を及ぼしにくい成分です。
後戻りしにくい
ホームホワイトニングでは、比較的弱い薬剤を時間をかけて効果的に歯に浸透させるため、通常、ホワイトニングの効果が持続しやすい特徴があります。一般的に、この効果は約1年継続するため、タッチアップが必要な頻度も自然と低くなります。
マウスピースは継続的に使用可能
ホームホワイトニングを始める際に、まず歯科医院で「マウストレー」と呼ばれる、患者それぞれの口に合わせてカスタマイズされたマウスピース型の装置を作成します。このマウストレーは一度作成すれば、何度も再利用できます。タッチアップを行う際にも、同じマウストレーを使用し続けることができます。
ホームホワイトニングのデメリット
自分でやらなければいけない
ホームホワイトニングは、患者自身が処置を行う方法であり、歯科医師や歯科衛生士の介入は不要です。自己処理の自由度が高いことは利点である一方、一部の人にとっては「自力で実施しなければならない」という点がデメリットと感じられることもあります。
マウスピースを作るために歯科医院に行く必要がある
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方に共通して、最初に歯科医院で口の検査が行われます。また、患者ごとにカスタマイズされたマウストレーを製作するために、歯の型取りも実施されます。従って、完全に自宅で完結する治療法とは言えず、一部のステップは歯科医院での対応が必要です。
白くなるのに時間がかかる
ホームホワイトニングに用いる薬剤は通常濃度が低く、即効性は期待できません。歯を徐々に美白するため、効果が現れ始めるのには約2週間ほどかかります。言い換えれば、ホームホワイトニングは歯を白くするには一定の時間や忍耐が必要であるというデメリットが存在します。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違い
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングは、歯の美白を実現するための異なる方法であり、いくつかの重要な違いがあります:
- 施術者:
- ホームホワイトニング: ホームホワイトニングは患者自身が自宅で行う自己処理法で、歯科医師や歯科衛生士の介入は必要ありません。
- オフィスホワイトニング: オフィスホワイトニングは歯科医師や専門家が歯科クリニックや医院で実施するプロフェッショナルな処置です。
- 薬剤:
- ホームホワイトニング: ホームホワイトニングで使用される薬剤は通常、過酸化尿素などの低濃度薬剤で、効果が徐々に現れます。
- オフィスホワイトニング: オフィスホワイトニングでは、高濃度の過酸化水素など強力な薬剤が使用され、即効的に歯を白くします。
- 処置時間:
- ホームホワイトニング: ホームホワイトニングは通常、数週間から数か月かけて、患者自身が日常的に使用することで効果を得ます。
- オフィスホワイトニング: オフィスホワイトニングは1回の訪問で効果が得られ、比較的短時間で歯を白くします。
- コスト:
- ホームホワイトニング: ホームホワイトニングの費用は比較的低く、自己処理のためのキットの価格にかかることが一般的です。
- オフィスホワイトニング: オフィスホワイトニングは通常、専門家による処置であるため、高い費用がかかることがあります。
- 結果の持続性:
- ホームホワイトニング: ホームホワイトニングの効果は継続的なケアが必要で、約1年持続することが一般的です。
- オフィスホワイトニング: オフィスホワイトニングの効果は一般的に速効性が高く、効果が長続きすることもありますが、生活習慣や食事によって効果の持続性は変わります。
ホームホワイトニングの効果がでるまでかかる時間
ホームホワイトニングの効果が現れるまでの時間は、個々の歯の状態や食習慣によって大きく変動します。軽度から中程度の歯の着色がある場合、通常は2週間ほどでホワイトニングの効果が顕著になります。しかし、歯の着色が重度である場合や、着色性の食品を頻繁に摂取している場合、より長い期間が必要となることがあります。そのため、個々の状況に合わせた期待値を持つことが重要です。
ホームホワイトニングの手順
- 歯科医院での診察:
- ホームホワイトニングの前に、歯科医師が口腔内の検査を行い、ホワイトニングが適切かどうかを判断します。また、歯型を取ることがあります。
- カスタマイズされたマウストレー作成:
- 歯科医院で患者の歯に合ったカスタマイズされたマウストレー(マウスピース)を作成します。このマウストレーはホワイトニングゲルを収めるためのもので、適切に合ったものを使用することが重要です。
- 薬剤の選択と指示:
- 歯科医師が適切なホワイトニングゲルを選択し、その使用方法を詳細に説明します。指示に従って薬剤をマウストレーに充填します。
- マウストレーの装着:
- 歯科医師の指示に従い、カスタマイズされたマウストレーに薬剤を充填し、口に装着します。通常、夜間または数時間にわたって装着することが一般的です。
- 毎日のケアと追加指示:
- マウストレーを使用しながら、毎日のホワイトニングを実施します。また、歯磨きなどの口腔ケアについて歯科医師からの指示に従います。
- 定期的なフォローアップ:
- 歯科医師はホワイトニングの進行をモニターし、必要に応じて調整を行います。通常、数週間から数か月にわたってホワイトニングを続けます。
- タッチアップ:
- ホワイトニング効果が得られた後、定期的なタッチアップを行うことで、効果を維持することができます。
ホームホワイトニングは患者自身が処理を行うため、正確な指示と継続的なケアが必要です。医師の指導に従い、安全かつ効果的にホワイトニングを実施することが大切です。
ホームホワイトニングの注意事項
ホワイトニング効果があまり期待できない歯がある
ワイトニングの結果は、歯の状態に大きく依存します。歯質や着色の度合いによって、同じ濃度のホワイトニング剤でも、白くなる程度が異なります。特に重度の着色がある場合、ホワイトニング効果が得にくいことがありますので、その点を考慮してください。また、歯科医師や歯科衛生士が行うホワイトニングは、通常、低濃度の薬剤を使用するため、自己処理よりも効果が抑えられることがあります。個別の状況によりますが、適切なアドバイスを得るために歯科医と相談することが重要です。
ホームホワイトニング適応外の人がいる
ホームホワイトニングは、自分で処理する手間を省きたい方や、薬剤の取り扱いに自信がない方、安全性を最優先に考える方には向いていません。これらの方々には、歯科医師や歯科衛生士によるオフィスホワイトニングがおすすめです。ホームホワイトニングでは、過酸化水素ではなく、比較的穏やかな効果を持つ過酸化尿素が主成分の薬剤が使用されるため、一般的に痛みなどの不快な症状が現れにくくなっています。
ホワイトニング効果を継続させる秘訣
色の濃い飲食物を口にした際はすぐゆすぐ
コーヒーや紅茶など、色素の多い飲食物を頻繁に摂取する場合、口をすすぐ習慣を持ちましょう。ホワイトニング処理を行っても、歯表面の着色や汚れが目立つ可能性があります。また、虫歯のリスクが高まり、ホワイトニング効果の持続に支障をきたすことがあるので、注意が必要です。
プラスαのホームケアを行う
ホワイトニング後は、着色が付きにくくなるケアや歯質を強化するケアをするといいでしょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://www.wakoshi-dental.com/blog/2481/
最後に
ホームホワイトニングは自宅で手軽に歯を美白できる素晴らしい選択肢ですが、デメリットも存在します。場合によっては歯科医院でのオフィスホワイトニングが適していることもあります。迷っている方は、どちらが最適かをご相談いただければと思います。また、ホームホワイトニングについて詳細を知りたい方にも、分かりやすく説明いたしますので、お気軽にご連絡ください。
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