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あなたは歯ぎしり・食いしばりしてる?知らないと怖い歯ぎしり食いしばりの末路とは?治療方法についても徹底解説!
歯ぎしり・食いしばりの基礎知識
歯ぎしり・食いしばりとは
歯ぎしりと食いしばりは、無意識に行われる顎の動きや力の入れ方に関係する行動で、どちらも口腔や顎、そして歯の健康に影響を及ぼすことがあります。
歯ぎしり(ブラキシズム)は、寝ている間や緊張しているときに上下の歯を強くすり合わせる動作を指します。この行動は無意識に起こることが多く、特に睡眠中に発生することが一般的です。
食いしばりは、歯をすり合わせるのではなく、歯と歯を強く噛みしめる動作です。これは日中に行われることが多く、無意識にストレスを感じているときや集中しているときに起こりやすいとされています。
歯ぎしりが及ぼす影響
歯ぎしりは、歯や口腔内だけでなく、顎や体全体にも多大な影響を及ぼすことがある行動です。まず、歯ぎしりによって歯の表面が摩耗します。歯のエナメル質がすり減り、場合によっては象牙質が露出することで、知覚過敏が起こりやすくなり、冷たいものや熱いものがしみるようになります。また、歯が摩耗することにより、歯の形が変わり、咬み合わせや噛み合わせのバランスが崩れることがあります。これは、噛む力が均等に伝わらなくなり、特定の歯に過度の負担がかかることで、歯がさらに欠けたり折れたりする原因にもなります。
さらに、歯ぎしりは顎関節やその周りの筋肉にも影響を及ぼします。歯ぎしりによって生じる強い力は、顎の関節や筋肉に負担をかけ、顎関節症の原因となることが多いです。顎関節症になると、顎が痛んだり、口を開けるときに音がしたり、口を大きく開けにくくなることがあります。また、顎に加わる力が顔や頭部の筋肉にも波及するため、頭痛や顔の痛み、首や肩のこりといった症状が現れることも少なくありません。
歯ぎしりはまた、睡眠の質にも影響を与えることがあります。睡眠中に無意識に歯ぎしりを行うと、睡眠が断続的になり、熟睡できないことが多くなります。これが続くと、疲労感や集中力の低下、日中の倦怠感を引き起こし、生活の質にまで影響を及ぼすことがあります。
さらに、長期間歯ぎしりが続くと、歯の摩耗だけでなく、顎の骨や歯茎にも負担がかかり、歯周病の進行が早まるリスクもあります。歯周病が進行すると、歯が揺れたり、最終的には歯を失う原因になる可能性もあります。このように、歯ぎしりは見過ごされがちですが、身体全体に悪影響を及ぼす要因であるため、早めの対策が必要とされます。
食いしばりが及ぼす影響
食いしばりは、無意識に歯を強く噛みしめる行為で、歯や口腔、顎、さらには全身にさまざまな影響を与える可能性があります。まず、食いしばりの直接的な影響は歯自体に現れます。歯を長時間、強く噛みしめることで歯に過剰な力がかかり、歯の表面がすり減ったり、ひびが入ったりすることがあります。これが続くと歯が欠けたり、摩耗して知覚過敏を引き起こしたりすることがあり、冷たいものや熱いものを飲んだときに歯がしみる原因となります。
また、食いしばりは顎関節にも大きな負担をかけます。顎の関節は歯を噛むたびに強い力を受けるため、食いしばりを繰り返すと顎の関節やその周囲の筋肉に緊張がたまり、顎関節症を引き起こすことがあります。顎関節症は、顎に痛みを感じたり、口を開けたり閉じたりするときに違和感を覚えたりする症状で、ひどくなると口が開きにくくなったり、痛みが強くなったりします。食いしばりの力が顔や頭、首の筋肉にも影響を与えるため、頭痛や顔面の痛み、さらには肩や首のこりも起こりやすくなります。
食いしばりの影響は、体全体の姿勢や筋肉のバランスにも及ぶことがあります。食いしばりによって顔や首の筋肉が緊張すると、その緊張が肩や背中にも伝わり、全身の筋肉が緊張状態になりやすくなります。これは、長時間続くことで姿勢の悪化や慢性的な肩こり、腰痛の原因ともなり、日常生活にも悪影響を及ぼすことがあります。さらに、長期間にわたり歯と顎に過度の負担がかかると、歯の揺れや歯茎の負担が増え、歯周病の進行を早める可能性もあります。
このように、食いしばりは口腔だけでなく、顎や体全体に広がる問題を引き起こすため、早めのケアや予防が大切です。
なぜ歯ぎしり・食いしばりをしてしまう?
歯ぎしりや食いしばりの原因は複数あり、その多くが無意識に発生するものです。主な要因としては、ストレスや心理的な緊張、噛み合わせの問題、生活習慣などが挙げられますが、それぞれが複雑に関わり合っているケースが多いです。
まず、最も一般的な原因はストレスです。日中に感じたストレスや緊張が就寝中にも持続することで、無意識に歯ぎしりや食いしばりが起こることがあります。心理的なプレッシャーや不安が強いと、体がリラックスできず、顎の筋肉も無意識に緊張したままになるのです。また、日中の緊張感が高い場合には、集中している間に歯を食いしばることがよく見られます。こうした緊張が日常的に続くと、癖のように歯ぎしりや食いしばりが習慣化し、気づかないうちに進行してしまうことが多いです。
次に、噛み合わせの不調が原因となることもあります。噛み合わせが悪いと、噛む際に特定の歯や顎の一部に力が偏り、咬合力を均等に分散できません。この負担が無意識のうちに顎を緊張させ、歯ぎしりや食いしばりが起こりやすくなります。また、過去の治療や歯の移動などで噛み合わせが変わると、それに適応しようとして歯ぎしりや食いしばりが発生することもあります。これは、噛み合わせが整うことで自然に改善する場合もあります。
さらに、生活習慣や環境も一因とされています。例えば、カフェインやアルコールの過剰摂取があると、就寝中に深い眠りに入ることが難しくなり、体が緊張した状態が続くため、歯ぎしりや食いしばりが誘発されやすくなります。特に夜間にお酒を飲むと、睡眠の質が浅くなり、筋肉がリラックスできず、歯ぎしりが増える傾向があります。さらに、喫煙も睡眠の質を低下させるため、間接的に歯ぎしりを引き起こす要因になり得ます。
また、遺伝的要因も関係があるとされています。家族に歯ぎしりの癖がある場合、同じように歯ぎしりをしやすい傾向があることが研究から示されています。ただ、遺伝的な要因だけでなく、同じ環境や生活リズムの中での心理的影響も関わっていると考えられます。
歯ぎしりや食いしばりは、これらの要因が組み合わさり、無意識のうちに発生しますが、放っておくと歯や顎への影響が大きくなるため、対策が重要です。
歯ぎしり・食いしばりの症状別の治療
歯ぎしりや食いしばりによる影響は、症状の種類や重さに応じて治療方法も異なります。
1. 歯の摩耗や知覚過敏
歯ぎしりや食いしばりによって歯がすり減ったり、知覚過敏を引き起こしている場合は、歯を保護しながら刺激を和らげる治療が必要です。
- マウスピースの装着
夜間に装着するマウスピース(ナイトガード)は、歯の摩耗を防ぐための基本的な治療です。特に歯ぎしりが原因で歯がすり減っている場合、歯の表面を守り、知覚過敏の悪化を防ぐ効果があります。個人の歯の形に合わせて歯科医院で作成してもらうことで、よりしっかりとフィットし、保護効果が高まります。 - 知覚過敏用の歯磨き粉
知覚過敏の症状が強い場合、知覚過敏用の歯磨き粉を使用することで刺激を和らげることができます。フッ素配合の製品や、象牙質を保護する成分が含まれたものが効果的です。
2. 顎関節や顔面の痛み
歯ぎしりや食いしばりによる顎の痛みや筋肉の緊張が起きている場合、顎や顔周りの緊張を和らげる方法が効果的です。
- 顎のマッサージと温湿布
顎や顔の筋肉を優しくマッサージすることで緊張が緩和され、痛みの軽減が期待できます。温かいタオルを顎に当てて筋肉を温め、リラックスさせることで血行も良くなり、痛みが和らぎやすくなります。 - ストレッチ
顎周りの筋肉をストレッチするエクササイズも効果的です。顎をゆっくりと左右に動かしたり、口を開け閉めしながら筋肉をほぐすことで、過緊張が解消されます。歯科や整骨院で指導してもらうと、さらに効果的なエクササイズができます。 - ボトックス注射
症状が重く、マッサージやストレッチでは改善が難しい場合には、ボトックス注射も有効です。顎の筋肉に直接注射し、筋肉の緊張を和らげることで歯ぎしりや食いしばりが抑えられることがあります。
3. 頭痛や肩こりなど全身への影響
歯ぎしりや食いしばりは顎の力が全身に伝わり、頭痛や肩こりなどの原因になることがあります。この場合、顎への負担を減らしつつ、全身の緊張を解放することが大切です。
- 姿勢の改善
顎や肩に余計な負担がかかる姿勢は、食いしばりや肩こりを悪化させる原因となります。デスクワークの際には姿勢を正し、画面の高さや椅子の位置を調整して、肩や首の負担を減らすように心がけましょう。 - リラクゼーション法
ヨガや瞑想、深呼吸などのリラクゼーションを取り入れることで、日常的に緊張を緩和できます。特にストレスが原因となる食いしばりには、心身のリラックスが症状の改善に役立ちます。 - 整体やマッサージ
慢性的な肩こりや頭痛には、整体やマッサージで体全体を整える方法も効果的です。肩や首の筋肉がほぐれることで、噛み合わせの力が調整され、歯ぎしりや食いしばりが起こりにくくなることもあります。
4. 歯の破折や歯周病のリスクが高い場合
歯ぎしりや食いしばりが強く、歯が欠けたり歯周病が進行するリスクがある場合には、さらに歯を守るための治療が推奨されます。
- 歯科での定期的な検診とクリーニング
歯周病の進行を防ぐため、定期的に歯科医院で検診を受け、歯や歯茎の状態をチェックしましょう。クリーニングで歯石やプラークを取り除くことで、歯周病リスクが軽減されます。 - 咬合調整
噛み合わせのずれが歯ぎしりや食いしばりの原因である場合、咬合調整を行うことで症状が緩和されることがあります。歯の高さや位置を微調整することで、均等に力がかかるようになり、特定の歯や顎に過度の負担がかかるのを防ぎます。
歯ぎしり・食いしばりの相談はぜひ当医院へ
歯ぎしりや食いしばりにお悩みの方は本当にたくさんいらっしゃいます。
少しでも歯ぎしり・食いしばりがある方は、ぜひ当医院での治療をご検討いただければと思います。
顎関節症の本格的な治療として、症状に合わせたマウスピースや顎のリハビリテーション方法、さらにご自宅でできるケアについても丁寧にアドバイスいたします。顎や歯の負担が和らぐことで、痛みが減り、日々の生活がより快適に感じられるお手伝いをさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
詳しくはこちら→https://www.wakoshi-dental.com/service/tmd/
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