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2025年02月23日

矯正したら「老け顔」になる!?歯列矯正の実際を徹底解説!

「歯列矯正をすると老け顔になる」という話を耳にすることはありますが、実際はケースバイケースです。矯正治療そのものが老け顔を引き起こすわけではなく、治療の進め方やもともとの骨格、歯並びによって見た目が変わることがあります。

なぜ老け顔になるといわれるのか?

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矯正して老け顔になる?

口元のボリュームが減る

歯列矯正で「老け顔になる」と言われる理由の一つに、口元のボリュームが減ることがあります。特に、抜歯を伴う矯正治療では、歯を移動させるスペースを作るために前歯を後方に引っ込めることが多く、これが口元の印象に影響します。

私たちの口元は、歯や唇、頬などが絶妙なバランスで成り立っています。歯が前にある程度出ていると、それを支える形で唇にも自然な厚みや張りが出ます。しかし、矯正によって歯が後退すると、これまで歯で支えられていた唇が少し平坦になり、口元が「さみしく」見えることがあります。その結果、横から見たときに口元が奥に引っ込んで見えたり、唇が薄くなったように感じたりして、これが「老けた」という印象につながるのです。

さらに、口元のボリュームが減ることで、周囲の皮膚や筋肉のハリもわずかに変化します。加齢とともに私たちの顔は自然にボリュームを失っていきますが、矯正によってこの変化が先に訪れたように見える場合もあります。特に、もともと唇が薄めの方や頬の肉付きが少ない方は、この変化を感じやすいかもしれません。

ただし、これは決してすべての人に起こるわけではありませんし、矯正治療で整った歯並びと美しい口元を手に入れたことで、自信を持って笑えるようになり、結果として「若々しくなった」と感じる人も少なくありません。大切なのは、自分の顔立ちや理想に合った矯正方法を選ぶことです。治療前のカウンセリングで、口元の変化についてしっかり相談し、適切な治療計画を立てることで、望んでいない変化を避けることができます。

頬のコケ

歯列矯正で「老け顔になる」と言われるもう一つの理由に、頬がこけることがあります。矯正治療を始めると、歯の移動によって噛み合わせが変わり、これまで使っていた筋肉の使い方が一時的に変化します。特に矯正装置が付いている間は、咀嚼(そしゃく)がしにくくなるため、食事量が減ったり、柔らかいものを選びがちになったりします。すると、自然と顔の筋肉を使う機会が減り、筋肉が痩せて頬がこけて見えることがあるのです。

さらに、矯正中は装置の違和感や痛みで食欲が落ちたり、食事に時間がかかることでダイエットをしたわけでもないのに体重が減ってしまう人もいます。体重の変化は当然顔にも表れやすく、特に頬は脂肪が少ない部分なので、痩せるとすぐにこけて見えやすいのです。

また、矯正によって歯が正しい位置に移動すると、口元の位置が変わることがあります。この口元のバランスの変化が、頬の張りを支えていた力をわずかに変化させ、結果として頬がこけた印象になることもあるのです。もともと顔が細めの方や、頬の脂肪が少ない方は、この変化を感じやすい傾向にあります。

しかし、これは一時的なものが多く、矯正が進んで噛み合わせが安定し、装置が外れて普通に食事ができるようになると、頬の筋肉も再び使われるようになり、自然と元のバランスに戻ることがほとんどです。また、矯正後のリテーナー(保定装置)期間中に口周りの筋肉トレーニングを取り入れることで、頬のこけを防ぐこともできます。

矯正治療は歯並びを整えるだけでなく、顔全体のバランスにも影響を与えます。頬のこけが心配な場合は、治療前のカウンセリングで歯科医としっかり相談し、自分の顔立ちに合った治療計画を立てることが大切です。

噛み合わせや骨格の変化

歯列矯正で「老け顔になる」と言われる理由の一つに、噛み合わせや骨格の変化があります。矯正治療は、単に歯を並べ直すだけでなく、上下の歯のかみ合わせを整えるために顎の位置や角度も調整することがあります。この微妙な変化が、顔の印象に影響を与えることがあるのです。

例えば、出っ歯や受け口を矯正する場合、前歯を後退させたり、下顎の位置を調整したりすることがあります。これにより、横顔のシルエットが変わり、口元がスッキリした印象になる一方で、場合によっては前述のように「口元のボリュームが減った」「顔のバランスが変わった」と感じる人もいます。特に、上下の歯の噛み合わせが深くなると、顎の筋肉が自然と緊張しやすくなり、表情が硬く見えたり、頬がこけたように見えたりすることがあります。

また、顎関節(あごの関節)の位置が変わることで、顔全体の輪郭にも影響が出ることがあります。例えば、顎が少し後退するとフェイスラインがシャープになり、結果として「以前より年齢を感じる顔つきになった」と思われることも。しかし、これも治療の一過程であることが多く、噛み合わせが安定し、筋肉や皮膚が新しい骨格に慣れてくると、自然と違和感は減っていきます。

さらに、矯正によって歯が正しい位置に並ぶことで、顔の筋肉の使い方が変わります。矯正前は無意識に歯ぎしりや食いしばりで筋肉を酷使していた人が、矯正後はその力を入れなくなることがあります。この変化は顔の輪郭にも影響し、以前よりも輪郭がすっきりすることもあれば、逆に「筋肉が落ちた」と感じてしまうこともあります。

しかし、噛み合わせや骨格の変化は、顔全体のバランスをより整えるために行われているものです。治療中は不安になることもあるかもしれませんが、最終的には自然で調和の取れた口元と輪郭を手に入れることができます。老け顔になるかどうかは、治療計画や個々の顔立ちによって異なるため、事前に歯科医としっかり相談し、納得のいく治療を進めることが重要です。

矯正で若々しさを保つポイント

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矯正で若々しさを保つポイント 

信頼できる矯正専門医を選ぶ

矯正治療で若々しさを保つためには、信頼できる矯正専門医を選ぶことがとても大切です。矯正治療は数年にわたる長期的な治療であり、歯だけでなく顔全体のバランスにも影響を与える繊細な医療行為です。だからこそ、経験や知識が豊富で、自分の希望や不安にしっかり寄り添ってくれる歯科医を選ぶ必要があります。

まず、信頼できる矯正専門医は、治療を始める前のカウンセリングを丁寧に行ってくれます。単に「歯並びを良くする」だけでなく、「どんな仕上がりを目指すのか」「自分の顔立ちにどんな変化が出る可能性があるのか」といった細かい部分までしっかり説明してくれることが重要です。例えば、「口元のボリュームをなるべく維持したい」「頬がこけるのは避けたい」といった希望をきちんと聞き取り、それを考慮した治療計画を提案してくれる歯科医師なら、安心して任せられます。

また、矯正専門医は最新の治療技術や装置にも精通しています。近年は、目立ちにくいマウスピース矯正や、できるだけ歯を抜かずに済む非抜歯矯正など、患者の希望やライフスタイルに合わせた治療法が数多く存在します。しかし、こういった治療には歯を正しく動かせる力に限りがあり、ワイヤー矯正のほうが歯をどのように動かすのか融通が利く場合があります。信頼できる歯科医師であれば、こうした選択肢とそれぞれのメリットデメリットを提示し、「自分にとって何がベストか」を一緒に考えてくれます。

さらに、矯正治療は計画的な歯の移動が求められるため、歯科医師の経験が非常に重要です。計画通りに歯を動かせなかったり、力のかけ方を誤ったりすると、顔のバランスが崩れたり、思いがけない仕上がりになることもあります。豊富な経験を持つ歯科医師は、そういったリスクを避け、患者の顔全体を考えた矯正を行うことができます。

そして、治療が始まってからも、信頼できる矯正専門医は患者の不安や疑問に常に耳を傾けます。矯正治療は時間がかかるため、途中で「本当にこのままで大丈夫かな」と不安になることもあるでしょう。そんなときに、定期的な診察で細かく状態をチェックし、必要に応じて調整を行ってくれる歯科医師なら、安心して治療を続けられます。

最後に、信頼できる矯正専門医は、治療後の保定期間までしっかりサポートしてくれます。歯列矯正は装置を外したら終わりではなく、その後の「リテーナー(保定装置)」による維持が不可欠です。良い歯科医師は、保定期間中の指導も丁寧に行い、歯並びが後戻りしないようにしっかりサポートしてくれます。

若々しさを保ちながら理想の歯並びを手に入れるためには、こうした細やかな配慮ができる信頼できる矯正専門医を選ぶことが何よりも大切なのです。

抜歯の必要性を慎重に検討

歯列矯正で若々しさを保つために重要なのが、抜歯の必要性を慎重に検討することです。矯正治療では、歯並びを整えるためにスペースを作る必要がある場合、抜歯が選択されることがあります。特に、歯が大きい場合や顎が小さくて歯が並びきらない場合は、抜歯によって歯を後ろに移動させ、綺麗な歯並びと正しい噛み合わせを目指します。

しかし、この抜歯が顔の印象に大きく影響することもあります。歯を抜いて前歯を後退させると、口元が引っ込んで見えることがあり、これが「老け顔」と感じられる原因になることがあるのです。口元は顔全体の印象を決定づける重要な要素です。ふっくらとした口元は若々しさや健康的な印象を与えますが、歯を後ろに引っ込めすぎると、口元のボリュームが減って平坦になり、「顔が痩せた」「張りがなくなった」と見えることがあります。

特に、もともと口元があまり突出していない人や、頬がこけやすい人は、抜歯によって口元がさらに引っ込み、年齢を感じさせる顔立ちになるリスクが高まります。そのため、矯正治療を行う際には、自分の顔立ちや仕上がりのイメージをしっかり伝え、抜歯が本当に必要かどうかを慎重に相談することが大切です。

一方で、近年では「非抜歯矯正」や「部分矯正」など、できるだけ歯を抜かずに治療を進める方法も増えてきています。例えば、歯を少しずつ削ってスペースを作る方法や、奥歯を後ろに動かしてスペースを確保する方法などがあり、これらは口元のバランスを大きく変えずに済む場合があります。抜歯をしないことで、自然な口元の厚みを維持できるため、若々しい印象を保ちやすくなるのです。

ただし、全ての人が非抜歯矯正で理想的な結果を得られるわけではありません。歯並びの状態によっては、抜歯が最善の選択になることもあります。信頼できる矯正医であれば、患者一人ひとりの骨格や顔立ちを考慮し、抜歯と非抜歯のメリット・デメリットを丁寧に説明した上で、最も適した治療法を提案してくれます。

矯正治療は、見た目だけでなく、機能面でも大きな影響を及ぼします。抜歯が必要な場合でも、どの歯を抜くか、どの程度動かすかを慎重に計画することで、若々しい口元を保ちながら美しい歯並びを手に入れることができます。最終的には、自分が納得できる治療法を選ぶことが、理想の笑顔と若々しさを維持するための大きなポイントになるのです。

リテーナー(保定装置)の使用をしっかりと行う

歯列矯正で若々しさを保つためには、リテーナー(保定装置)の使用をしっかりと行うことがとても重要です。矯正治療で時間をかけて動かした歯は、装置を外した直後はまだ不安定な状態です。歯は「元の位置に戻ろう」とする力を持っており、これを「後戻り」と呼びます。リテーナーは、この後戻りを防ぎ、歯を正しい位置に定着させるための装置です。

もしリテーナーを正しく使用しなければ、せっかく整えた歯並びが少しずつ元に戻ってしまい、口元のバランスが崩れることがあります。例えば、前歯がわずかに前に出たり、噛み合わせが少しずれてしまったりするだけでも、顔の印象は変わってしまいます。歯並びが乱れると、口元のハリが失われたり、口角が下がって見えたりして、老けた印象を与えてしまうこともあるのです。

また、歯が動くことで咬筋(噛むときに使う筋肉)や頬の筋肉にも影響が出る場合があります。矯正後の正しい位置で歯を保ち続けることで、顔の筋肉や皮膚もその状態に適応し、自然で若々しい印象を維持することができます。しかし、リテーナーを怠ると、歯の位置が少しずつ変わり、噛み合わせもズレてしまい、顔の輪郭や表情にまで影響を及ぼしてしまうことがあるのです。

リテーナーには、取り外し可能なタイプと固定式のタイプがあります。取り外し可能なリテーナーは、食事や歯磨きの際には外せますが、決められた時間を守って装着し続けなければなりません。装着時間が不足すると、少しずつ歯が動き、リテーナーが合わなくなってしまうこともあります。一方で、固定式のリテーナーは常に歯に取り付けられているため、装着忘れはありませんが、適切なケアを怠ると歯周病などのリスクが高まるため注意が必要です。

矯正治療が終わって安心し、リテーナーの使用をおろそかにしてしまうと、せっかくの努力が無駄になりかねません。若々しい口元を維持するためには、治療後も「まだ矯正は続いている」と意識し、リテーナーを正しく使い続けることが不可欠です。きれいに並んだ歯と整った口元を維持することで、自然な笑顔が保たれ、若々しい印象を長くキープすることができるのです。

顔の筋肉トレーニングやマッサージ

矯正治療中や治療後に若々しさを保つためには、顔の筋肉トレーニングやマッサージがとても有効です。矯正治療は歯の位置を動かすことで、噛み合わせや口元のバランスに変化をもたらします。その変化に顔の筋肉が追いつかないと、頬がこけて見えたり、口元がさみしく見えたりすることがあります。筋肉は使わなければ衰えてしまうため、意識して鍛えたりケアしたりすることが大切なのです。

まず、顔の筋肉トレーニングは、矯正中にあまり使わなくなりがちな口周りや頬の筋肉を鍛え、ハリを保つのに役立ちます。例えば、「あいうえお」と大きく口を開けて発音するトレーニングは、頬の筋肉や口輪筋をしっかり使うので、たるみを防ぐのに効果的です。特に「い」や「え」を発音する際には頬が引き上がるため、ほうれい線予防にもつながります。

また、口の中で舌を大きく回すエクササイズもおすすめです。舌を歯に沿ってぐるりと回す動きは、口周りの筋肉をまんべんなく使い、口元のハリを保つ効果があります。さらに、舌を上顎に押し付けて持ち上げる動きは、二重あごの防止にもなります。こうしたトレーニングを毎日数分行うだけで、顔の印象がぐっと変わります。

マッサージも重要なケアの一つです。矯正装置による締め付けや歯の移動で、無意識に顔の筋肉がこわばることがあります。その緊張をほぐし、血流を良くすることで、顔に自然なハリとツヤを取り戻すことができます。例えば、頬骨の下あたりを優しく指で押してほぐしたり、フェイスラインに沿って下から上へリンパを流すようにマッサージしたりすると、むくみが取れてスッキリした印象になります。

さらに、口角を指で軽く引き上げるマッサージは、口元が下がって老けた印象になるのを防ぎます。矯正中は装置の違和感や噛み合わせの変化で表情が硬くなりがちですが、意識的に筋肉を動かしたりほぐしたりすることで、柔らかく自然な表情を保つことができます。

矯正治療は数年にわたる長期的な治療ですが、その期間中に顔の筋肉をしっかりケアすることで、治療後も若々しく健康的な印象をキープできます。毎日のちょっとした習慣が、理想の仕上がりをさらに魅力的にしてくれるのです。

当医院の矯正の実際は...

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当医院の矯正治療 

矯正治療で「老け顔になる」と心配される方もいますが、実際には当医院では「若返った」「顔がスッキリした」と感じる人が多いのも事実です。その理由は、歯並びの改善がもたらす見た目や健康面での変化が、顔全体の印象を良くするからです。

まず、歯並びが整うことで、笑顔が格段に美しくなります。歯がガタガタしていたり、噛み合わせが悪かったりすると、無意識に口元を隠したり、笑顔がぎこちなくなってしまいがちです。しかし、矯正後は歯並びが整い、自然と笑顔に自信が持てるようになります。よく笑う人は表情筋が鍛えられ、顔全体が引き締まります。そのため、「矯正してから明るい印象になった」「笑顔が増えて若々しく見える」と感じる人が多いのです。

また、歯並びの改善は口元のバランスを整え、フェイスラインをシャープにする効果もあります。例えば、出っ歯や受け口を矯正すると、横から見たときのEライン(鼻先と顎先を結んだライン)が美しく整い、スッキリとした輪郭が手に入ります。特に、矯正前は口元が突出して見えていた人が、治療後にはバランスの取れた横顔になり、「顔が小さく見える」「顎周りがスッキリして若返った」と感じることが多いのです。

さらに、矯正治療は噛み合わせを改善することで、顔の筋肉の使い方も変わります。これまで使えていなかった筋肉が適切に動くようになり、血行が良くなって肌のトーンが明るくなったり、むくみが減って引き締まった印象になることもあります。噛み合わせの不調が原因で生じていた顎のこわばりや顔の左右差が解消され、より自然で若々しい表情になるのです。

そして、歯列矯正は単なる「見た目の改善」だけでなく、健康面でも大きなメリットがあります。歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減少します。口腔内の健康が保たれると、口臭や歯の黄ばみも予防でき、清潔感のある若々しい印象につながります。健康な歯と歯茎は、年齢を重ねても「老けない口元」を維持するための大きなポイントです。

矯正治療は時間も費用もかかりますが、その分得られる「自信に満ちた笑顔」「バランスの取れたフェイスライン」「健康的で若々しい口元」は、多くの人にとってかけがえのない価値となります。当医院の治療を終えた後、「もっと早く矯正すればよかった」と言う人が多いのは、こうしたポジティブな変化を実感しているからこそなのです。
ぜひ一度歯並び無料相談をお受けください。