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2025年03月09日

今大人気の「マウスピース矯正」について徹底解説!part2

今日は引き続き「マウスピース矯正」について徹底解説part2です!

マウスピース矯正はどれぐらいの期間で終わる?

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス マウスピース矯正
マウスピース矯正の期間

マウスピース矯正の治療期間は、症例の難易度や歯の動きの量によって大きく異なります。
軽度のケースであれば3〜6ヶ月ほどで終わることもありますが、歯列全体を整える中程度のケースでは6ヶ月から1年半ほどかかるのが一般的です。さらに、抜歯が必要な重度のケースでは1年半から3年ほどかかることもあります。

治療期間に影響を与える要因はいくつかあります。まず、歯並びの状態が大きなポイントで、ガタつきが大きいほど治療期間も長くなります。また、マウスピースの装着時間をしっかり守ることも重要です。基本的に1日20〜22時間の装着が推奨されており、この時間を守らないと治療が予定よりも長引いてしまう可能性があります。さらに、歯の動きを助けるためにアタッチメントという小さな突起を歯に装着することがありますが、これを適切に活用するとよりスムーズに歯を動かすことができます。

また、治療が進む中で、最初の計画通りに歯が動かないこともあります。その場合、リファインメントと呼ばれる追加のマウスピースを作製し、細かな調整を行うことになります。こうした追加のステップがあると、治療期間が延びることもあります。

そして、矯正が完了した後も、歯並びが元に戻らないようにリテーナー(保定装置)を装着する必要があります。リテーナーは最低でも1年以上、場合によってはそれ以上の期間、装着を続けることが推奨されます。歯は動かした直後が特に元の位置に戻りやすいため、保定期間をしっかり守ることが美しい歯並びを維持する鍵となります。

「できるだけ早く矯正を終えたい」と考える方も多いですが、無理にスピードを上げると歯根に負担がかかり、健康な歯を維持するのが難しくなることもあります。そのため、治療期間は単に短縮することよりも、自分の症例に合った最適なペースで進めることが大切です。

マウスピース矯正とワイヤー矯正どちらがいい?

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マウスピース矯正かワイヤー矯正か 

マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらが良いかは、歯並びの状態やライフスタイル、治療に対する優先事項によって異なります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

マウスピース矯正の最大の特徴は、透明なマウスピースを使用するため見た目が目立ちにくいことです。矯正中も自然な印象を保てるため、人と接する機会が多い方や見た目を気にする方に向いています。また、取り外しが可能なので、食事や歯磨きの際に邪魔にならず、口腔内を清潔に保ちやすいというメリットもあります。しかし、効果的な治療のためには1日20〜22時間の装着が必須であり、これを守らないと計画通りに歯が動かない可能性があります。また、歯の動かし方に制限があるため、抜歯が必要なケースや歯を大きく移動させる必要があるケースでは対応が難しいこともあるのがデメリットです。

一方で、ワイヤー矯正はほとんどの症例に対応できるという強みがあります。歯並びの乱れが大きい場合や、抜歯が必要なケースでもしっかりとコントロールできるため、確実な治療結果を求める方には適した方法です。ワイヤー矯正には金属の装置を使用するため、見た目が気になるというデメリットはありますが、最近では透明なブラケットや白いワイヤーを使用した目立ちにくいタイプも選べるようになっています。また、マウスピース矯正のように自己管理の必要がなく、装置が常に歯に固定されているため、装着時間を気にする必要がないという点も利点です。しかし、ワイヤー矯正は装置が固定されているため食事がしづらかったり、歯磨きが難しくなることがあるため、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。

どちらが良いかを判断するには、自分の歯並びの状態と、何を重視するかを考えることが大切です。目立ちにくさや取り外しの自由度を重視するならマウスピース矯正、より確実に歯並びを改善したい場合や複雑なケースならワイヤー矯正が適しているでしょう。最終的には、歯科医と相談しながら、自分に合った治療方法を選ぶのがベストです。

子供でもマウスピース矯正をできますか?

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子供のマウスピース矯正

子どもでもマウスピース矯正は可能ですが、年齢や歯の生え変わりの状態によって適応できるかどうかが異なります。一般的に、マウスピース矯正は永久歯が生えそろってから行うのが基本ですが、最近では成長期の子ども向けのマウスピース矯正も登場しています。

例えば、「インビザライン・ファースト」という小児向けのマウスピース矯正は、6歳頃から適応可能で、永久歯が生えそろう前の混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)から治療を開始できます。この方法では、歯並びを整えるだけでなく、顎の成長を促すことで将来的な歯並びをより良い状態に導くことを目的としています。

ただし、子どもがマウスピース矯正を行う場合、自己管理が必要になる点が大きな課題です。マウスピースは1日20時間以上装着しなければ十分な効果が得られませんが、小さな子どもは装着時間を守るのが難しく、取り外したまま紛失してしまうこともあります。そのため、本人の協力はもちろん、親のサポートが不可欠です。

また、歯並びの状態によってはワイヤー矯正のほうが適しているケースもあります。たとえば、顎の骨の成長を利用して大きく歯列を広げる必要がある場合や、重度の不正咬合(かみ合わせの問題)がある場合は、固定式の装置を使用したほうが効率的に治療できることがあります。

したがって、子どもがマウスピース矯正を受けられるかどうかは、歯科医による診断が重要です。永久歯が生えそろう前の時期から矯正を考えている場合は、小児矯正の経験が豊富な歯科医院で相談するのが良いでしょう。

マウスピース矯正の期間が延びてもいいので、夜だけの着用ではダメですか?

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マウスピース矯正の装着時間 

夜だけの着用では基本的に十分な効果を得ることは難しいとされています。マウスピース矯正は、1日20〜22時間の装着が推奨されており、この装着時間を守ることで計画通りに歯が移動します。夜だけの装着(約8時間程度)では、歯が動いても日中に元の位置に戻ってしまう可能性が高く、治療が進まないことが考えられます。

ただし、特殊なケースでは「ナイトアライナー」という夜間のみの矯正方法が選択肢になることもあります。これは、1日10時間程度の装着を前提とした矯正で、通常のマウスピース矯正よりも歯の動きが緩やかになるため、治療期間は長くなります。ただし、すべての症例に適応できるわけではなく、軽度の歯並びのズレに限られることが多いです。

また、夜だけの着用を希望する場合、後戻り防止のためのリテーナー(保定装置)と混同しないことも重要です。リテーナーは矯正治療が完了した後に歯を固定するための装置であり、歯を動かす効果はありません。

基本的には、昼間も装着できる通常のマウスピース矯正の方が確実に歯を動かせるため、可能な限り推奨される装着時間を守ることをおすすめします。

まずはご相談を

マウスピース矯正は、見た目が目立たず、取り外し可能なため、ライフスタイルに合わせて快適に使用できる矯正方法です。しかし、効果的な治療を受けるためには、適切な装着時間や症例に応じた方法の選択が重要です。疑問に思うことがあれば、歯科医師や歯科衛生士のアドバイスを受けることで、より安心して治療に臨むことができます。

当院では、マウスピース矯正を含むさまざまな矯正治療について、無料相談を行っています。自分に合った治療法がわからない、どんな矯正が最適か知りたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。お待ちしています!